小汐井神社について
小汐井神社の御祭神は、天照大神の三女神の一柱である「田心姫命(たごりひめのみこと)」です。女神様をお祀りしてますので、古来の社名は「女體大権現」「女體大明神」と称していました。明治11年(1878)に、社名を「小汐井神社」と改めます。命名は昔から本殿後方にあった「小汐井」と称する古池にちなみます。
現在その池の中央には水天宮が鎮座し、往事のよすがを唯一今に伝えています。永享12年(1440)再建の棟札も残されていて、はるか室町時代にも多くの人びとに崇敬されていたことがわかります。江戸時代には中山道最初の神社として賑わいました。
明治19年(1886)には、道路変更および社殿建替えにより今の境内配置となりました。そして令和5年、御鎮座1160年を迎えます。県都の玄関口ともいわれるJR草津駅にほど近く、都心の神社として多くの参拝者が訪れ、都会のオアシスとしての役割も果たしています。